自己破産・個人再生相談所 お役立ちコラム 時効援用

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時効援用の費用相場について

2016.03.13 時効援用


・誰に頼むといくらかかるか?

借金があるのはわかっていたけれど、ずっと放置していたらそのうち請求がこなくなった、また、住所を転々としているうちに通知が届かなくなったというケースが時々あります。このような人は、時効によって借金を消滅させることができる場合があります。
では具体的に時効援用をしようと思った場合、誰に頼むべきで、費用相場としてはいくらくらいなのかが気になるところです。消滅時効援用にまつわる仕事ができる法律専門家としては弁護士、司法書士、行政書士ということになります。費用相場としては、1件1万円から5万円くらいでしょうか。一般的に言って、弁護士・司法書士・行政書士の順で費用は高くなります。

・業務範囲の違いが費用に影響する

時効援用の費用相場が各士業で異なるのはなぜなのでしょうか?一番の理由としては、業務範囲の違いということがあります。確実に借金を消滅させるためにはまず内容証明を出す、そして債権者の反論に対応することが必要ですが、たとえば行政書士は内容証明作成の代行のみにとどまります。行政書士が法的紛争について代理人として行動することは法律上許されていません。そのため、書面を出したらそれっきりで、その後の対応は自分でしなくてはなりません。そのため一番費用も安いのです。司法書士は1件あたり140万円を超えない事案であれば代理人となることもでき、債権者の対応を頼むことができます。弁護士は一切そのような制限がないためどのような事案でも代理できますが、どこまで対応してもらうかにより追加費用がかかることもありますので、最初に業務範囲と報酬の関係を明確にしておくことが大切です。

・時効は失敗すると取り返しがつかない

時効援用を成功させるためには最初の段階できちんと必要な内容を漏れなく押さえた内容証明を出すことは必須ですが、その後債権者が仕掛けてくるさまざまな罠に引っかからないようにしなければなりません。たとえば内容証明を出したタイミングがもし時効完成直前だったという場合、内容証明の文言によっては「債務を承認した=時効は中断している」と主張してくる業者もいます。また、債権者が債務者に電話してきて言葉巧みに「借金があること」を認めさせようとすることがあります。このような場面で対応を間違えるとせっかく完成するはずだった時効期間が振り出しに戻ってしまいますから、「内容証明を出すくらい自分でできる」と安易に考えず、ぜひ法律専門家に対応してもらうことをおすすめします。


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