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任意整理で借金はどのくらい減るの?

2015.08.09 任意整理


任意整理すると借金が減るというのは大きなメリットですが、どのような仕組みで減るのか、どのくらい減るのかというのはあまりよく理解していない人が多いのではないでしょうか。
任意整理と残債務の減額について考えてみましょう。

なぜ任意整理すると借金が減るのか

専門家に債務整理を依頼すると、任意整理に限らず最初に債務者の取引履歴をすべて取り寄せて債務を計算し直します。債務者自身が認識している債務額は、金融業者側との契約で決められた利率によって計算したものなので、本当の債務よりも高い場合があります。
なぜなら現行の法律で上限が決められた(実質、下げられた)利率を過去の取引分に遡って適用できるようになったことから、利息だとして支払っていた分を元本に充当できるようになったからです。
こうしてどんどん払い過ぎた利息を元本に入れ込んでいく計算をすると、結果的に100万円だと認識していた残債務が50万円以下になっていることもありますし、0になってもさらに払ってしまっていることがあります。これがいわゆる「過払い」という現象です。

引き直し計算後の元本以上には減らない

このように利息を適正に直す計算をして、本当の元本が算出された場合、その金額をベースにして、それ以降の利息をカットして分割払いの回数等を交渉する、というのが任意整理のやり方です。
利息カットについては以前はほとんどの業者が応じていましたが、最近では少額ではあるものの利息を要求する業者も増えてきています。利息をまったく取れないにもかかわらず債権管理の手間、コストだけがかかるのは業者側にとってもかなり酷なことだからです。
そして、引き直し計算で割り出した元本自体を減額してもらうことは専門家を入れても非常に困難でしょう。もし、その元本を業者の要求する回数で支払えない場合は、任意整理手続自体に向いていないケースということになり、個人再生や自己破産等、別の債務整理を検討しなくてはなりません。

取引年数と金利の高さにより、減り方が異なる

上記のように任意整理の場合の「借金が減る」という意味は、高金利だった利息を見直すことにより、残債務を適正額に直すことです。ですから、元々の金利が高ければ高いほど、取引年数が長ければ長いほど債務は減るという理屈になります。そして、本人の認識している残債務が少ない人ほど過払になっている可能性も高いことになります。
具体的にどのくらい減るのかというのは、その人の借り方や返し方にもよりますので一概には言えませんが、高金利で10年以上取引をしていた人で、あと30万円払わなければならないと思っていたら実は120万円の過払いになっていたという例もあります。ここまで極端ではなくても、100万円あると思っていた債務が50万円に減っていた、などはよくあることですから、まずは専門家に計算して確かめてみることが大切です。


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