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任意整理中に融資を受けるとどうなる?

2015.08.08 任意整理


任意整理をするとすべての返済と借り入れをいったん止めなくてはなりません。専門家に債務整理を依頼すると「今後、借りずに生活する習慣をつけてください」と言われるはずです。
では、もしそれでも融資を受けてしまった場合はどうなるのでしょうか?

任意整理中に借りることがそもそもできるのか?

個人の債務に関する滞納、任意整理などの債務整理をした事実は、信用情報機関という会社が保有するデータに事故情報として掲載されます。信用情報機関自体はいくつかあり、銀行、クレジット会社、サラ金が融資の審査をする際に個人の過去の借入れ先、借り入れ金額や返済状況を照会することができます。
ですから、融資を申し込んだ際に与信審査で落とされればそもそも融資を受けることができないはずですが、すべての会社がすべての信用情報機関を照会しているわけではないので、審査に通ってしまうことも考えられます。また、審査自体が甘い会社もあるので、決してどこからも絶対に借りられないというわけではないので、希望の全額ではなかったとしても審査に通ってしまうことがあります。

借りてしまったことが発覚したら?

では、もし任意整理中にもかかわらず審査に通ってしまい、融資を受けてそれが発覚したらどうなるのでしょうか?
もし、分割弁済の和解交渉中だと、交渉相手の債権者から和解を拒否される可能性があります。自分の会社は利息をカットさせられて譲歩しているのに、他の会社に元本プラス利息を払う状況になっている、ということは債権者側として納得がいかないのは当然といえます。
また、弁護士や司法書士に依頼している場合、専門家から債務整理の委任契約自体を解除されることも考えられます。委任契約を締結する際、大体の専門家は信頼関係破綻を辞任の事由に掲げているはずですが、債務整理中に借り入れするということは専門家の業務遂行を妨げることになり、信頼関係が破綻する要因になるからです。

現金生活の習慣づけも債務整理の意義

任意整理中なのに借りられてラッキー!という発想になってしまうのは、まだ借金体質から抜け出せていない証拠です。サラ金のATMから出てくるお金は決して自分のお金ではないのですが、多重債務者の中にはまるで自分の預金を引き出すような感覚でいる人が結構います。
借りる=返さなくてはならなくなる、という当たり前のことを再認識し、収入に見合った生活ができるようになることは債務整理の大きな意義の一つです。
任意整理では専門家に相談すれば無理のない返済計画を立ててくれるはずです。債務者側としてするべきことは、冷静に月々の生活費の見直しをし、どうすれば借りずに生活するかを考えることです。無謀な返済に追われなくなった分だけ落ち着いて家計の見直しができるはずです。


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