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・DVモラハラ夫と離婚し、一気に困窮生活へ

今考えると、元夫と結婚したのは完全に若気の至りでした。口がうまく女性に優しいのですが、実際に一緒に暮らしてみるとちょっと気に入らないことがあるとすぐに暴力や暴言という手段で私をコントロールしようとするのです。

１歳、３歳という子供から目が離せない時期に、夕食にお惣菜を買ってきたことがあり、「仕事で疲れている俺にこんなものを食わせるのか！」と殴る蹴るの暴力を振るわれたことがきっかけでDVが始まりました。

それ以来、何かにつけて物を壊したり、私に手を上げたりするようになったことでこのままでは子供の教育にも良くないと思って離婚を決意しました。

しかし、シングルマザーに対する世の中の扱いは想像以上に厳しいものでした。

仕事の面でも小さい子供がいたら当然、条件の良いものなど見つかるはずもなく、子供を実家の母に預け、パートで月に10万ちょっとしか稼げませんでした。

・養育費も止まり、借金するようになる

そのような元夫ですから、養育費の約束もあっけなく破られました。実家の父母も年金でぎりぎりの暮らしだったので経済的には頼れず、私はそのうち消費者金融から借金をするようになりました。

シングルマザーだからといって子供にみじめな思いをさせたくないという気持ちもあり、なるべく欲しいものは買ってあげたいと思っていました。

しかし借金が400万円に近づいた頃にどう頑張ってもこれは返しきれないということに気づき、パート先でとても信頼できる年上のシングルマザーの方に自分の借金のことを相談しました。

私の負債額を聞いて驚いたようでしたが、「知人が頼んだことのある法律家の先生がいるから相談してみたら」と言ってくれました。

自分の生活の中でそのような人と関わりを持ったことがなかったので怖い気持ちもありましたが、思い切って電話してみました。

・債務整理とともに、今後の生活も考え直した

先生と今の状況をよく話し合って、自己破産することを決めました。

私は法律のことなどまったくわからず、本当に先生のおっしゃる通りのものを揃えてきただけだったのですが、事務員の方も親切で、実に手際よく手続きをしていただきました。

もっと何度も裁判所に行ったりしなければならないのかと思っていたのですが、想像よりあっけなく免責許可がおりました。私は財産などもまったくなかったので同時廃止という簡単な方法でできたらしいです。

子供も少し大きくなってきたことから、もっと稼げる仕事を探すためにハローワーク通いも始めましたし、家ももっと安いところに住み替えようと思っています。将来のことを考える余裕が出てきたのは借金問題を解決できたおかげです。

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