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両親の借金が原因で自己破産した体験談

2016.02.05 体験談


親が始めた事業が借金生活のきっかけに

うちの父親は昔から自分の実力以上の理想を語るようなところがありました。母親もそれに文句を言えず、両親が儲からない商売を始めたことが原因で借金地獄になったのですが、その体験談をお話しします。
父親は中規模の会社に勤めるサラリーマンだったのですが、50代で脱サラして健康食品の販売をする仕事を始めました。これからは健康食品ブームだ!絶対儲かる!と豪語していたのですが、私から見ればサプリメントの会社などいくらでもあるし、特に目新しいこともなく見込みは薄いと感じていました。しかし、無理をして東京の大学まで出してもらった恩もあり、事業資金の借り入れの保証人になることを断ることができなかったのです。
商売の厳しさに気がついて本気になってくれると思っていたものの、父親は無駄に楽観的で赤字続きの状況を直視しようとしませんでした。

事業は失敗、借金だけが残ることに

両親はもう年齢も年齢でしたし、住宅ローンも借りられる状態ではなかったので自宅の立て替えが必要になった時、私の名前でローンを借りて新築しました。ですから、私は保証人になった責任プラス実家の住宅ローンも背負っていたのです。
かろうじて数年は続いていた会社も、父の病気発覚とともに立ち行かない状態になり、たたむことになってしまいました。そして借金だけが残ったのです。私は保証債務と住宅ローンを返しながら自分の生活を成り立たせる自信がなかったのでもうこの生活と決別したいと思うようになりました。
そんな時、インターネットで見たのが法律家の無料相談と、それを受けた人の体験談でした。もう自己破産することは覚悟していましたし、自宅を手放して両親にも市営住宅かどこかに移ってもらい、自分もゼロからやり直したいという相談をしに行きました。

両親と別居し、ようやく自分の人生を歩めるように

手続きはあっけないほど淡々と進み、家の立地条件も良かったのでどうにか買い手がつきました。破産管財人の方に色々と面倒を見てもらい、少し時間はかかったものの無事に自己破産にこぎつけることができました。
そして、この借金は自分の人生を見直すきっかけにもなりました。長男として昔から両親と家を守らなければならないという責任感にずっとつきまとわれていましたが、このままでは自分の人生もだめになってしまうという気持ちから、この一件をきっかけに両親とは別居することにしました。
何も持っていない状態にはなりましたが、もう失うものは何もないんだと思うと、不思議とこれから頑張ろうという気持ちになれました。債務整理を迷っている皆さんにも私の体験談をきっかけに勇気をもって手続きに踏み出していただけたらと思います。


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