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株式投資に失敗して借金3000万円になった話

2015.12.16 自己破産


ネットで「1億稼いだ」人の話を読み、株式投資を開始

私は40代の平凡なサラリーマンですが、今後の人生のマネープランに不安を抱いていました。これからは年金もあてにならない、そして多少の退職金上乗せだけで早期退職させられる可能性もある。何とか資産を増やしたいと考えていました。
しかし、漫然と貯金を続けていても資産が増えるわけでもありません。そんな時にネットで覗いたある人のブログに「私は株式投資で1億円稼いだ!」という記事があり、思わず目を奪われました。株なんて、もともと潤沢な資金のある人がやることだと思っていたのですが、読み進んでいくと、手持ち資金がそこまで多くなくても「信用取引」という方法があることがわかりました。信用取引では手持ち資金の約3倍の資金を借りて投資をすることができるとのことだったので、これなら自分も大きく資産を増やせるかもしれないと思ってしまったのです。信用取引とは結局借金することなのだという自覚が足りませんでした。

信用取引で大損してしまう

今になって思い返したら、完全に自分は勉強不足だったと思います。株をやるのであればそれなりに経済を学んで下地を作り、安全な範囲で始めるのがセオリーなのに、それを飛び越して早く利益を得たいと焦ってしまったのです。そして、「投資はあくまで余裕資金で」というあまりにも当たり前な基本までも忘れていました。
ネットで集めた色々な情報をうまく取捨選択できず、流行りの銘柄はこれ!などに踊らされていました。最初はそのやり方でも偶然に儲けが出てしまい、調子に乗った私は2年前に亡くなった父から相続していた資産1000万円に手をつけてしまいました。ここから悲劇が始まるのです。
信用取引を使って購入した銘柄が大暴落し、私は3000万円もの負債を抱えることになりました。株は最悪、自分の財産を失うだけという場合が多いと思うのですが、私はこれだけの借金を抱えることになったのです。

自己破産で、あらためて投資の恐さを知る

サラリーマンに3000万円の借金など、どう転んでも返済できるわけがありません。眠れない日々が続き、自殺まで頭をよぎりました。しかし、まだ小学生の子供もおり、家族のためにも死ぬわけにはいかない、死ぬくらいなら破産に踏み切ろうと思って法律家のもとを訪ねました。
妻に話したら、あまりの事態に絶句し、数日間は口もきいてもらえませんでした。しかし、子供のこともあり、きちんと整理してやり直したいと話すと最終的には同意してくれ、二度と投資はやらないという条件で協力してくれることになりました。
破産手続は書類も多く大変でしたが、法律家の先生が準備について丁寧にアドバイスしてくれたのでどうにか仕事しながらでも手続を終えることができました。
投資とは本当にきちんと勉強してからするべきものだということ、そしてその恐さをつくづく思い知らされました。


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