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債務整理後にクレジットカードの代わりとなり得るのは?

2015.10.16 任意整理


債務整理するとクレジットカードは作れない

債務整理をすると、個人信用情報機関に事故情報として掲載されます。手続の種類により5年~10年程度情報は掲載され続けるので金融機関などからお金を借りることができないだけでなく、クレジットカード等の作成や利用もできなくなります。
しかし、現金を持ち歩けない状況で買い物が必要になったらどうしよう、と心配になる人もいるでしょう。いわゆるブラックになっている状態の人がクレジットカードの代わりとして持っておきたいのがデビットカードです。デビットカードは預金口座と紐付けされた形のカードですので口座の残高以上の決済はできないのですが、与信審査がいらないため、気軽に作ることができます。
また、仕事上の理由などで高速道路の利用が欠かせない人にとっては、ETCパーソナルカードというクレジット機能を伴わないETCカードもあります。

デビッドカードのしくみ

クレジットカードのように現金を持たない時にも買い物ができて、さらに与信審査もいらない。このようなことから債務整理した人にとっても便利なのがデビッドカードです。
デビッドカードは、その人の預金口座の残高を上限とした買い物ができるカードですが、お店でカードを提示してサインしたり暗証番号を入力する、という点では外形上、クレジットカードとあまり変わりません。買い物をするとその時点で即時に口座から決済されますので残高を把握した上で買い物をしなければなりませんが、持っている資産以上に買ってしまうおそれはありません。
ただし、気をつけなければならないのは、デビットカードの場合、クレジットカードのように「公共料金」「携帯代金」など、定額料金の支払いに使うことはできません。あくまで一時的な決済のためにしか使えないことを理解しておきましょう。

ETCパーソナルカードのしくみ

高速道路の利用が欠かせない生活をしていると、債務整理したらETCカードもクレジットがついているから使えなくなるのだろうか?という心配が出てくるはずです。
このような人にとって便利なのが「ETCパーソナルカード」です。ETCパーソナルカードは、あらかじめデポジット(預託金)を預ける形の高速道路決済専用カードですが、クレジット機能はないので与信審査が要りません。
デポジットは年間の見込利用金額に応じて最初に決めますが、実際の利用金額が多ければ増額されることもあります。電子マネーのようなチャージ金というわけではないため、交通料金の決済は、届け出た銀行口座から決済されます。デポジット自体はETCパーソナルカードを解約して所定の手続きをすると最終的には返還されることになります。


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