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闇金を利用すると、口座が凍結されるリスクも!原因と対処法

2021.12.23 闇金


闇金を利用すると口座が凍結されるリスクがあるというのはご存知でしょうか。

一度闇金に口座の情報を知られてしまうと、口座の譲渡や売買に利用されてしまう可能性があるので、銀行側が口座を凍結してしまうのです。

場合によっては闇金の共犯者とみなされる可能性もあるので、正しい対処をする必要があります。

そこで今回の記事では、万が一闇金を利用した場合において口座が凍結されてしまう原因と対処法について詳しく解説していくので、ぜひ参考にしてください。

闇金を利用すると口座が凍結される原因

突然理由も分からず口座が凍結されてしまうという場合があります。

その原因は闇金を利用したために、銀行側が口座凍結の手続きを行ったことが原因かもしれません。

以下では闇金を利用するとなぜ口座が凍結されてしまうのか、その理由について詳しく解説しています。

銀行口座は不正利用によって凍結される

一般社団法人全国銀行協会によると、以下のようなケースが銀行口座の取引停止に該当するとされています。

  • 捜査機関・弁護士会・金融庁及び消費生活センターなど公的機関ならびに弁護士、認定司法書士から通報があった場合
  • 被害者から被害の申し出があり、振込が行われたことが確認でき、取引の状況や口座名義人との連絡状況から、直ちに口座凍結を行う必要がある場合
  • 口座が振り込め詐欺などの犯罪に利用されているとの疑いがある、または口座が振り込め詐欺などの犯罪に利用される可能性があるとの情報提供がある場合
  • 本人確認書類の偽造・変造が発覚した場合

そのため過去に闇金からお金を借りた経験がある人は、口座の不正利用をされる可能性があるので、銀行口座が凍結されてしまう可能性があります。

闇金業者の客振りが理由

単純に闇金からお金を借りた行為に関しては、直接的には銀行口座の凍結の原因になりません。

銀行口座凍結の原因になるのは、闇金業者による「客降り」という行為が主な理由となります。

客降りの仕組み

闇金業者がよく行う「客降り」とは、お金を貸す際に闇金が所有している口座から振り込むのではなく、他の利用者から貸付金を振り込ませる行為のことを指します。

闇金業者は利用者からお金の振り込みをされてしまうと、将来的に口座の情報がバレてしまう危険性があるので、返済の際にも直接お金を振り込ませるといったことはさせません。

そのため振り込みの際には、闇金業者の顧客である他の利用者の口座に対してお金を振り込むよう指示するのです。

結果的にお金を振り込んだ他の利用者からすると、その口座が闇金のものであるかのように思われてしまいます。

その結果、振り込みを行った他の利用者の人が捜査機関や弁護士などに相談すると、関係ない人の口座が凍結されてしまうのです。

口座譲渡・ 売買が原因

客降りの他にも口座譲渡や売買が行われると、口座凍結がされてしまいます。

口座の譲渡・売買は違法

闇金が返済の代わりに口座の譲渡や売買を迫ってくる場合もあります。

しかし既に開設した口座を他人に対して譲渡や売買する行為は、収益移転防止法という法律によって禁じられています。

仮に口座の譲渡や売買をしてしまうと、犯罪行為に加担したとみなされ逮捕される可能性もあるので注意が必要です。

闇金から口座の譲渡や売買を迫られた場合は、すぐに弁護士や警察などに相談しましょう。

口座が凍結された場合どうすればいいのか

闇金を利用してしまったことによって口座が凍結される可能性について解説してきましたが、万が一口座が凍結された場合はどうなってしまうのでしょうか。

以下では口座が凍結されてしまった場合に、一体どういったことが起きるのか詳しく解説していきます。

同一名義の口座は全て凍結される

闇金業者による客降りや口座譲渡・売買に使われた疑いのある口座に関しては、その旨の通報や被害の申し出があるとすぐに凍結されてしまいます。

もっともその口座だけではなく、同一名義の他の口座も全て凍結されてしまいます。

そのため闇金業者との取引で利用していた口座だけではなく、他の金融機関で利用している同一名義の口座も全て使用できなくなってしまう可能性があります。

新規での口座開設ができなくなる

闇金が利用した疑いのある口座として凍結されてしまった場合、新しい銀行口座の開設ができなくなってしまう可能性があります。

闇金との間で利用していた銀行だけではなく、他の金融機関でも同じです。

新しく銀行口座を開設することができないということは、口座引き落としなどができないということにもなります。

そのためクレジットカードやデビットカードなど、日常的に使用している決済方法などにも影響が出てしまうでしょう。

闇金の共犯者だとみなされる

口座が凍結されてしまった場合、1番恐ろしいのが闇金の共犯者だとみなされてしまう可能性があるということです。

他の利用者は振り込んだ口座が闇金のものであると思っているので、その口座の所有者の人もまた闇金の関係者だとみなされます。

実際に客降りなどで利用されてしまった口座の所有者の人が、闇金関係者だとみなされ取り調べなどを受けた場合もあります。

ただ闇金を利用しただけで、口座の凍結だけではなく警察から取り調べをされる可能性もあるのです。

そのままにしておくと、銀行にある預金が分配されてしまう

凍結された口座をそのままの状態にしておくと、銀行にある預金がすべて分配されてしまう危険性もあります。

これは「振り込め詐欺救済法」という法律が原因となっており、振り込め詐欺などの犯罪に利用された口座は犯罪防止のためにも凍結され、一定期間が経つと被害者の被害を回復するために預金が分配されてしまうのです。

預金が分配されてしまうことを止めるためには、闇金の行っている犯罪とは関係がないことを証明する必要があります。

そのため銀行口座が凍結されてしまった場合は、そのままに放置しておくのではなく、すぐに対応しなければいけません。

口座凍結を防ぐ方法

口座凍結を防ぐための具体的な方法としては、以下のような手段が考えられます。

  • 闇金からお金を借りるのをやめる
  • 凍結された口座は解約する
  • 客降りが行われていないか確認する

以下でそれぞれ順番に詳しく解説していきます。

闇金からお金を借りるのをやめる

まず口座凍結を防ぐ1番の方法としては、闇金からお金を借りるのをやめるというのが挙げられます。

闇金からお金を借りずに普通に生活をしていれば、口座凍結がされてしまう可能性は0に近いです。

しかし一度闇金からお金を借りてしまうと、お金の貸し借りなどで口座情報が闇金業者に対してばれてしまいます。

1度闇金業者に口座情報が知られてしまうと、完済して闇金と関わりがなくなったとしても、後から勝手に口座を客降りなど犯罪目的で使われかねません。

闇金を利用するといつ口座凍結が起こってもおかしくないので、まずは闇金を利用しないのが口座凍結を防ぐ1番の対策といえるでしょう。

凍結された口座は解約する

闇金などに犯罪利用されてしまい凍結されてしまった口座は、できるだけ早く解約しましょう。

すでに闇金によって利用されている口座なので、今後どのようなことが起きるかわかりません。

場合によっては様々な犯罪に巻き込まれる可能性もあり、警察の取り調べを受ける可能性もあります。

闇金と関わってしまった凍結された口座は解約して、新しい口座を利用してください。

また万が一闇金からお金を借りて口座情報を教えてしまった場合、凍結される前に事前に解約してしまうというのも有効な手段です。

一度解約をしてしまえば犯罪などに利用されることもないので、他の金融機関の口座が凍結されてしまう可能性もありません。

過去に闇金と取引をした経験がある人は、できるだけその口座は解約し新しく作り直してしまいましょう。

客降りが行われていないか確認する

闇金を利用しただけでは口座凍結されることはありませんが、客降りに関わってしまった場合、いつ口座が凍結されてしまってもおかしくありません。

そこで定期的に客降りが行われていないか確認するのも、口座凍結を防ぐためには有効な手段です。

以下のような手段で客降りが行われていないかどうかを確認することができます。

  • お金を借りた闇金業者から入金確認の電話がかかってくるかどうか
  • 振込み人の名義が闇金業者ではなく見知らぬ人のものであるかどうか

万が一客降りに関わってしまった場合は、できるだけ早く口座の解約手続きを行いましょう。

また並行して弁護士や司法書士などの法律の専門家や、貸金業相談紛争解決センターなどにどう対応すれば良いのか相談してください。

口座凍結を受けた時の対応

万が一口座凍結を受けてしまったら、どのように対応すれば良いのでしょうか。

口座凍結されてしまった場合における、有効な対処方法について以下で詳しく解説していきます。

自動引き落としがある場合は変更する

口座凍結を受けてしまったら、まずは自動引き落としの変更手続きを行いましょう。

クレジットカードなどの引き落としがある場合、口座凍結によって引き落としや公共料金の支払いがうまくいかなくなってしまいます。

場合によっては支払いが滞ってしまい、返済遅滞などでブラックリストに載ってしまう可能性もあるので注意が必要です。

クレジットカード会社やローン会社からすると、口座凍結されてしまったという事情は関係ありません。

また公共料金の支払いが滞ってしまうと、電気・ガス・水道などが止まってしまいます。

日常生活にも大きく影響が出てしまうので、口座凍結を受けたら速やかに自動引き落としなどの変更手続きを行いましょう。

口座凍結解除を依頼する

闇金業者が行なっている犯罪などに全く関係がない場合は、口座凍結解除の依頼手続きを進めましょう。

まずは凍結されてしまった口座がある銀行に対して、なぜ凍結されてしまったのかを問い合わせてください。

口座凍結手続きを依頼した警察署や弁護士、司法書士を教えてくれる場合があるので、その場合は直接口座凍結の解除を依頼することができます。

口座凍結の解除依頼をする際には、口座に関わる明細書や通帳などを持参して、犯罪とは無関係であることを証明できるよう準備しましょう。

闇金業者との関わりがないことを証明することができれば、口座凍結の解除をしてもらえる可能性があります。

弁護士・司法書士に相談する

口座凍結がされてしまった場合、どういった手続きをすれば良いのかわからないという人がほとんどです。

口座凍結の解除手続きをする際にも、犯罪とは無関係であることを証明できるさまざまな書類が必要になるため、法律の素人には何を準備すれば良いのか理解できない場合もあります。

そのため口座が凍結されてしまったら、まずは弁護士や司法書士に相談するというのもおすすめです。

その時点で何をすれば良いのか明確に教えてくれるので、不安を抱くことなく口座凍結解除のための手続きを進めることができます。

場合によっては必要な手続きなどを代理で弁護士や司法書士が行なってくれる場合もあるので、スムーズに口座凍結の解除まで辿り着くことができるでしょう。

まとめ

今回は、闇金を利用した場合起こりうる口座凍結のリスクについて詳しく解説してきました。

1度闇金を利用すると自分は犯罪などに全く加担していないにもかかわらず、ある日突然闇金の関係者だとみなされ口座を凍結されてしまう可能性があります。

さらに1つの口座だけではなく他の金融機関の口座も凍結されてしまう可能性があるので、日常生活にも多大な影響が出てしまいかねません。

場合によっては警察の取り調べに協力する必要もあるので、何の落ち度がないにも関わらず様々な被害を被ってしまうでしょう。

こういったリスクや被害を避けるためにも、まずは闇金を利用しないということが重要です。

万が一過去に闇金を利用したことがある人や、客降りなどに利用されてしまい口座が凍結されてしまった人は、できるだけ早く弁護士や司法書士などの法律の専門家に相談することをおすすめします。


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