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任意整理後の借り入れについて

2015.06.19 任意整理


任意整理後の借り入れはできなくなる!ということを気にして債務整理手続そのものをためらう人も多いでしょう。
そこで、任意整理をしたらその後はどのような状況になるのか、正しく知っておくことが必要です。

ブラックリストとは何?

世間で「ブラックになると借り入れができなくなる」というのは広く認識されていますが、どのようなものか正確に知っている人は実は少ないのではないでしょうか。
金融会社は「信用情報機関」という情報登録機関の個人債務に関する情報をもとに融資の審査を行っています。ここに登録されているのは借り入れた会社、借入金額、返済の有無、滞納などの情報になります。信用情報機関の情報に「事故」についての記録がついてしまえばそこで融資の審査に引っかかってしまうことがあります。この事故情報の部分が「ブラックリスト」という言葉で独り歩きしているところがありますが、破産だけに限らずその他の債務整理や、数カ月の滞納だけでもカードの審査落ち等の原因になることがあります。

事故情報が掲載されるとどんなことになるの?

もし信用情報機関のデータに事故情報が掲載されたとすれば、新たなカードの申込や住宅、自動車のローンを組む際に審査に落ちることも多くなるでしょう。
しかし、信用情報機関は、銀行、クレジット会社などカテゴリー別になっており、すべての会社がすべての情報機関の情報を見ているわけではありません。ですから、自分はブラックだと思っていたのにカードの審査に通った!などということもありえるのです。
なお、ブラックの人が家族の中にいた場合には同居している家族についても融資の審査が厳しくなることは考えられます。家計を一つにしているということは配偶者などの金銭に関する事情は少なからず影響を受けると考えられるからです。逆を言うと、別居する親が自己破産したといったケースでは通常は家族に影響はないでしょう。

任意整理後の甘い誘いには要注意!

債務整理をした人がその後どうしても借り入れをしたいと思った場合、ついつい「ブラックOK」などの誘いに目が行ってしまうこともあるでしょう。
しかし、債務整理をした直後の人に貸し付けをしてくれる業者の中には、不正規の業者、いわゆるヤミ金業者も少なからずあります。そのような業者から借入をしてしまうと、いざその業者からの借入れが滞った時に、正規の業者であればしないような違法な手段による取り立てを受け、平穏な生活を破壊されてしまうおそれが非常に高いです。
また、正規の業者であっても、「ブラックOK」をうたい文句にしているような業者の中には、他の業者に比べて強引な取り立てを行う業者もあるようです。

せっかく借金をきれいにして再生しようとしたところにヤミ金業者などの罠にかかってしまっては元のもくあみです。借り入れをしないで生活を成り立たせるということが任意整理後の大きな目標であることを肝に銘じるべきでしょう。


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