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借金返済のために自転車操業に陥ってしまったらどうする?

2015.11.11 任意整理


多重債務における自転車操業とは何?

借金返済に追われている人の状況を例えた言葉「自転車操業」を聞いたことがあるでしょうか?
たとえば、A社に借りたお金を返せないため、B社から借り入れてA社に返済する、しかし翌月、またB社の返済期限が来るのでA社から借り入れしてB社に返済する、このようなことを繰り返してなんとか借金を返済している状況のことです。要するに、どちらも借り続けていなければ止まってしまう、そして倒れてしまうことのたとえとして自転車操業という呼び方をしているのです。
このような状態に陥る人は、もともと収入と支出のバランスが合っていなかったのであって、どこかで借りることをやめる=収入を増やすか、支出を減らす努力をして返済に充てないと、借金が減るどころか増えてしまい、借入先が3社、4社とどんどん多くなっていくことも珍しくないのです。

傷が深くならないうちに債務整理

自転車操業を根本的に解決する方法とは何でしょうか?結局、もはや労働による収入で借金返済できる状態ではなくなっているわけですから、一時しのぎで借り入れて返済することにはあまり意味がないのです。
中にはそれを自覚しつつも惰性で自転車操業を続けてしまっている人もいるのですが、結局最後は倒れてしまうのであればあまり傷が深くないうちに覚悟を決めて倒れてしまった方が楽ともいえます。
債権者の数が多くなればなるほど、そして債務総額が大きくなればなるほど債務整理の手続は煩雑で費用もかかることになります。任意整理自己破産個人再生いずれの手続を取るにせよ、専門家の費用は債権者の数に応じてアップしていきます。
また、裁判所に納める実費なども債権者の数に応じて上がっていきますので、先延ばしにしたところで良いことは一つもないのです。

もっと早く行っておけば・・とならないために

専門家に相談するなんて勇気がない、どこに行けば良いのかわからない、という理由で躊躇しているうちに債務額が膨らんでしまう人もいます。金融庁のデータによれば、2012年時点で今の日本では40万人以上の人が5件以上のサラ金の借金を抱えています。それだけたくさんの人が借金返済に悩んでいながら、一方で相談に行けずにどんどん状況を悪くしている人がいるのも実情です。
以前と比べて、インターネットの普及で法律家へのハードルは格段に下がっています。弁護士や司法書士の顔写真や考え方を事前に確認することもでき、無料相談で相性を試せる機会もあります。
無駄な費用や時間をかけないで済むように、そして何よりも自分の精神の安定を早く取り戻すためにもこのようなものを利用して早め早めに手を打つことが大切です。


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