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身に覚えのない闇金からの電話|電話が来る理由と対処法

2022.01.29 闇金


お金を借りた心当たりも無いのに、突然非通知の電話で闇金らしき業者から電話が掛かってくることがあります。

全く身に覚えのない人でも、突然闇金業者から電話が掛かってきて返済を求められると動揺してしまうのは無理ありません。

闇金業者は様々な手口でお金を払わせようとしてきますが、絶対にお金を振り込まず対処する必要があります。

そこで今回の記事では、身に覚えのない闇金業者からの電話に関して、そもそもなぜ電話が掛かってくるのか、どのように対処すればよいのか詳しく解説していきます。

闇金から身に覚えのない電話が来る理由

闇金業者から身に覚えのない電話が来る理由としては、以下のような原因が考えられます。

  • 闇金を利用したことがある
  • 家族・友人が闇金に手を出した
  • 官報で住所と氏名がばれた
  • 闇金と知らずに、SNSやネットで借入申請をした

それぞれ順番に詳しく解説していきます。

闇金を利用したことがある

闇金から身に覚えのない電話が来る理由としてまず挙げられるのが、過去に闇金を利用したことがあるというものです。

闇金業者は過去に利用したことのある人の名簿や電話番号などを、業界内で共有しているため、過去にお金を借りたことのない業者からも突然電話が掛かってくることがあります。

特に過去に闇金を利用したことのある人は、一度お金を借りてしまっているため悪徳な闇金業者も狙いやすくターゲットにされやすいです。

お金が必要な時に闇金業者から電話が掛かってきたとしても、すぐにお金を借りようとせずに、業者の名前などをしっかり調べてから借入するか決めましょう。

家族・友人が闇金に手を出した

家族や友人が闇金に手を出した場合、そこから電話番号が闇金業者に流れてしまうということもよくあるケースです。

闇金業者はお金を借りた本人だけではなく、家族や友人からもお金を搾取しようとするので、借入の契約をする際に連絡先などを聞き出しています。

家族や友人経由から連絡先が知られてしまうと、巧みにお金を貸そうとしてきたり、家族や友人が借りたお金の返済を迫ってきたりすることがほとんどなので注意が必要です。

全く心当たりがないにも関わらず闇金から電話が掛かってきたら、家族や友人など親しい人が闇金を利用していないか1度確認をしておきましょう。

官報で住所と氏名がばれた

官報には裁判所からのお知らせとして、民事再生や自己破産をした人の氏名と住所が掲載されます。

多くの人にとっては関心のない情報ですが、闇金業者にとっては非常に有益な情報です。

なぜなら民事再生や自己破産をした人は、合法的に営業をしている消費者金融などからお金を借りることができません。

そういったお金に困っている人に対してアプローチするために、闇金業者は常に官報に目を光らせているのです。

そのため官報に住所と氏名が掲載された場合、そこから闇金業者から電話やダイレクトメールなどが来る可能性があります。

闇金と知らずに、SNSやネットで借り入れ申請をした

近年では闇金とは知らずに、SNSやネットで借り入れ申請をしてしまっているケースも多々見られます。

例えば、闇金業者とは分からずに借入申請をしてしまいがちなケースとして以下のような例が挙げられます。

  • ツイッターやインスタでのDMを通して個人融資
  • メールによる融資の勧誘
  • 合法的な業者と勘違いして申し込んでしまった
  • LINEなどでの個人融資

一見合法的な融資に見えたとしても、闇金業者が潜んでいる可能性もあるので注意が必要です。

どれだけ良心的な貸金業者に見えたとしても、すぐにお金を借りるようなことはしないで、その業者が合法かどうかなどしっかり調べてから判断しましょう。

闇金が身に覚えのない電話をしてくる手口

闇金が身に覚えのない電話をしてお金を騙し取ろうとする手口としては、以下のようなものが挙げられます。

  • カラ貸貸し
  • 押し貸し
  • キャンセル料請求

それぞれの手口が一体どういった内容なのか、以下で詳しく解説していきます。

カラ貸し

カラ貸しとは、全く身に覚えがないにも関わらずお金の返済を強引に迫るという闇金がよくやる手口の1つです。

突然闇金業者から電話が掛かってくると、多くの人は身に覚えがないにも関わらず不安を感じてしまいます。

この不安に乗じて闇金業者は、家族や職場に借金のことをバラすとほのめかしたり、高圧的な態度で脅迫してきたりするのです。

また過去に闇金を利用したことがある人の場合、心当たりがあるので不安を感じて闇金業者の言いなりになってしまう場合もあります。

全く身に覚えがない人も勿論ですが、過去に闇金を利用した事があるという人は、カラ貸しの手口に騙されないよう注意しましょう。

押し貸し

押し貸しとは、借入を頼んでいないにもかかわらず、闇金業者から強引にお金を貸し付けてくる手口のことを指します。

特に押し貸しに関しては、過去に闇金を利用したことがある人を対象にして行われることが多いので注意が必要です。

過去に闇金を利用したことがある場合、すでに銀行口座や住所などがバレているため、お金が必要ないにも関わらず強引にお金を貸し付けてきます。

お金を無理矢理貸し付けた後に、法外な利息を請求して利益を得ようとするのが押し貸しの目的です。

過去に闇金を利用したことがある人は勿論のことですが、全く身に覚えのない人も強引にお金を貸し付けられて受け取らないようにしてください。

キャンセル料請求

お金を借りようとしてある業者に申し込みをした後に、じっくり調べてみると実は闇金だったということが時たまあります。

闇金だと分かった後に慌ててキャンセルしたとしても、闇金業者から「キャンセル料を支払え」と請求されることが多いです。

確かに一度お金を借りようと手続きなどを進めているため、キャンセル料を支払わなければいけないのかと思ってしまいます。

闇金業者はキャンセル料を支払わないと家族や職場に連絡するなど脅してくるため、怖くなりお金を支払ってしまう人もいるでしょう。

1度お金を支払ってしまうと、闇金は弱みに漬け込んでさらに請求してきます。

そもそもキャンセル料は支払う必要がないので、キャンセル料を請求したとしても絶対にお金を支払わないでください。

絶対にお金は振り込まない

突然お金の返済などを迫る電話が掛かってきたとしても、身に覚えのない場合は絶対にお金は振り込まないでください。

一度お金を振り込んでしまうと、銀行口座などの個人情報が闇金側にバレてしまうため、押し貸しなどに利用されてしまう可能性があります。

また過去に闇金を利用した場合でも、闇金業者の言われるがままお金を振り込むようなことは絶対にやめてください。

そもそも闇金業者からの借金に関しては、返済する義務がありません。

過去には最高裁判所においても「闇金行為は反倫理的行為なので不法原因給付に当たる」という判断が下されています。

不法原因給付を簡単に説明すると、「闇金が行うお金の貸付は、法外な金利や無許可によるものなど法律に反しているので、お金の返済を請求することができない」ということになります。

そのため全く身に覚えのない闇金から電話が掛かってきたという人は勿論のこと、過去に闇金業者を利用した人もお金を振り込む義務などは無いので、絶対にお金は振り込まないで対処しましょう。

どのように対処すれば良いのか、有効な対処法についても以下で詳しく解説します。

自分でできる有効な対処法

突然身に覚えのない闇金からの電話が掛かってきた場合、自分でできる有効な対処法は以下の通りです。

  • 連絡を拒否する
  • 電話番号、メールアドレス、銀行口座の変更

それぞれ順番に詳しく解説していきます。

連絡を拒否する

突然身に覚えのない闇金から電話が掛かってきた場合、一番有効な対処法としては連絡を拒否することが挙げられます。

全く身に覚えのない闇金業者から電話が掛かってきた場合、お金を支払う必要がないので相手にする必要はありません。

しかし電話番号が知られてしまっているため、放っておくと闇金業者はしつこく電話をかけてきます。

そのため一日中電話が掛かってくるということも考えられるので、精神的に消耗してしまう可能性が高いです。

全く身に覚えのない闇金から電話が掛かってきたら、すぐに着信拒否をしましょう。

また最近では電話番号が知られてしまうと、LINEなどのSNSアカウントが分かってしまいます。

心当たりのないアカウントから友達申請が来た場合、それは闇金業者が運用しているアカウントの可能性が高いので、申請を受理せずすぐにブロックしましょう。

電話番号、メールアドレス、銀行口座の変更

連絡を拒否したとしても非通知などを利用して、しつこく電話をかけ続けてくるのが闇金業者の特徴です。

そのため常に知らない電話番号や非通知から電話が掛かってきたり、メールアドレスにメールが送られてきたりする場合は、電話番号やメールアドレスを変えてしまうのも有効な対処法になります。

また過去に闇金を利用したことがある人の場合、銀行口座の変更も検討しましょう。

銀行口座が闇金業者側に知られている状態だと、押し貸しなどに繋がる可能性があります。

1度闇金から電話やメールを受けた場合、全てを断ち切るためにも電話番号やメールアドレス、銀行口座を速やかに変更することも検討してください。

無視は取り立てを悪化させる可能性がある

身に覚えのない闇金から電話が掛かってきた場合、無視をするというのは有効な対処法ですが、場合によっては取り立てを悪化させてしまう可能性があります。

既に電話番号が知られているため、電話番号を通じて住所や勤務先、友人関係などあらゆる手で探ってくるのが闇金の恐ろしいところです。

電話番号から住所や勤務先などの個人情報がバレてしまうと、あらゆる手で嫌がらせを行いお金を搾り取ろうとしてきます。

  • 昼夜を問わず家に訪れて強引な取り立てを行う
  • 家族や友人、仕事先に電話をする
  • 宅配ピザや救急車などを呼んで嫌がらせをする

こういった強引な取り立てが繰り返されてしまうと、身に覚えがない人であっても精神的に消耗してしまいお金で解決しようとしてしまいがちです。

1度お金を支払ったぐらいでは引き下がらないのが闇金業者なので、お金を支払うことは絶対にやめてください。

もし取り立てが悪化するようなことがあったら、きちんとした対策を検討しましょう。

取り立てが悪化する前に

闇金からの取り立てが悪化する前、もしくは取立てが悪化して困っている場合、以下のような対処をするのが効果的です。

  • 弁護士・司法書士に相談
  • 警察への相談

順番に詳しく解説していきます。

弁護士・司法書士に相談

闇金からの取り立てが悪化する前、もしくは悪化して困っている場合は、すぐにでも弁護士や司法書士の方に相談してください。

弁護士や司法書士の方に相談すると、闇金業者に対してお金の支払いや返済などをしない旨を伝えてくれます。

また違法な取立てなどが日常的に行われている場合、すぐに警察へと捜査の依頼をする手助けをしてくれるので、迅速に問題を解決することが可能です。

現在闇金からの取り立てに困っている人や、身に覚えのない闇金からの電話に悩まされている人は、悪化する前に弁護士や司法書士などの専門家に相談することを検討してみましょう。

警察への相談

闇金からの取り立てに悩まされている人や、身に覚えのない闇金からの電話に困っている人が真っ先に相談するのが警察です。

しかしあくまでも警察は事件性がなければ捜査などに動いてくれません。

暴力などを受けて物理的な被害がある場合はすぐに動いてくれますが、メールや電話など嫌がらせにとどまる場合、残念ながら動いてくれないのが警察です。

そのため警察への相談はあくまでも最終手段として考えて、トラブルなどに巻き込まれたらすぐに弁護士や司法書士に相談しましょう。

また悪質な取り立てが行われている場合、弁護士や司法書士の方が警察へと同行し説明してくれるため、1人で警察署に訪れるよりも効果的です。

まとめ

今回は全く身に覚えのない闇金から電話が掛かってくる原因や、電話が掛かってきた際の対処法について詳しく解説してきました。

過去に闇金を利用した経験のある人だけではなく、全く身に覚えがない人でも闇金業者から電話が掛かってくることがあります。

様々な手口でお金を騙し取ろうとしていますが、お金を払う必要はないので安心してください。

強引な取り立てなどに悩んでいたり、取り立てが悪化するか心配な方は弁護士や司法書士などの専門家に相談するのがおすすめです。


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